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男性の主な症状と疾患
尿の出方(排尿)の異常
痛み
腫れ、できもの、しこり(腫脹、腫瘤)
尿の色の異常
精液に血が混じる
尿の出方(排尿)の異常
●尿が出にくい(排尿困難) トイレが近い(頻尿) 尿が残った感じがする(残尿感)
■前立腺の疾患(前立腺肥大症 前立腺がん 前立腺炎)
前立腺とは男性にのみ存在する臓器で精液の一部分を作っている。
膀胱の出口に尿道を取り巻くように存在する前立腺は腫大により、その症状が出る。
50歳を超えると前立腺肥大症にかかり易く、前立腺がんの発生に注意する必要がある。
前立腺がんの検査は簡単な血液検査(PSA検査)から始める。
若年者でも前立腺炎により上記に症状が出る。

■神経因性膀胱
膀胱から尿を出す機能の低下。
原因は多彩であるが、脳卒中などの神経疾患より起こることが多い。

■過活動膀胱
尿意切迫感(尿を我慢するのが困難)、それに伴う失禁、頻尿を呈する。
前立腺肥大症によりおこることが多い。


●排尿時の痛み
■尿道炎(淋菌性尿道炎 クラミジア尿道炎など)
主に尿道炎。尿道から細菌などが、進入し感染症を起こす。
性感染症が多く、淋病(淋菌性尿道炎)やクラミジア尿道炎があり、検査が必要。
検査は尿検査のみで可能である。しばしば、尿道から膿が出る。
細菌に適した抗生剤の投与にする。

■膀胱結石 尿道結石
尿路結石は尿の中に溶け込んだ結石の成分が結晶化してできた石状のかたまりである。
その結石が、膀胱、尿道にある状態。血尿を伴う。


●尿がしたくても尿が出ない(尿閉)
前立腺肥大症、神経因性膀胱の症状 が進行した場合になることが多い。


●その他
■トイレが近い(頻尿)
糖尿病による多飲多尿 
尿路結石や膀胱がんなどの刺激による頻尿
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痛み
●排尿時の痛み
上記詳細


●陰のう部(睾丸)の痛み
■精巣上体炎(副睾丸炎)
精巣上体(副睾丸)は陰のう(袋)の中にあり、精子の移送、成熟、貯蔵をする。
そこに感染した状態、陰のう部の腫れ、発熱を伴うことがある。
尿道炎から起こることもある。

■精巣捻転症
精巣はその上方で血管とつながっているが、精巣が捻転(回転)し、血管が閉塞している状態。
血行障害(精巣に血液が運ばれなくなる)にて壊死に陥ることもあるので5-6時間以内に治療が
必要。外来にて整復出来なければ、緊急手術になる場合もある。

■精巣炎(睾丸炎)
耳下腺炎(おたふくなど)の1週間後に発症することが多い。
不妊症の原因になることがある。 一般的な細菌感染の場合もある。


●背中からわき腹の痛み
■尿路結石(腎結石、尿管結石)
尿路結石は尿の中に溶け込んだ結石の成分が結晶化してできた石状のかたまりである。
その結石が、腎臓、尿管にある状態。血尿を伴う。

■腎盂腎炎
腎臓の急性細菌性感染症。発熱、尿の濁りを伴うことが多い。
膀胱炎症状や嘔気などの消化器症状を伴うこともある。
抗生物質の投与。水分摂取が必要。

■その他:腎腫瘍 尿管腫瘍 膀胱腫瘍による痛み


●わき腹から下腹部の痛み
■尿路結石(尿管結石、膀胱結石)
尿路結石は尿の中に溶け込んだ結石の成分が結晶化してできた石状のかたまりである。
その結石が、尿管、膀胱にある状態。血尿を伴う。

■その他:尿管腫瘍 膀胱腫瘍による痛み
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腫れ、できもの、しこり(腫脹、腫瘤)
●陰のう部の疾患
■精巣(睾丸)のがん
ほとんどが無痛性で増大傾向にある。血液検査や画像検査を必要とする。

■陰のう水腫
陰のう(袋)内に体液の成分が貯留し、腫大する状態。
ほとんどが無痛性であり、外来にて治療可能。繰り返せば手術も検討。

■精巣上体炎、精巣炎、精巣捻転症


●陰茎(ペニス)部の疾患
■尖圭コンジローマ
性感染症のひとつ。ウィルス感染のより、陰茎に乳頭状の腫瘤ができ、増大傾向にある。
一般的に痛みは伴わない。陰茎がんとの区別が必要。

■性器ヘルペス
性感染症のひとつ。ウィルス感染のより、陰茎に水泡ができ、すぐに破れて、潰瘍状になる。
痛みを伴う。ウィルスは体に残り、身体状況により、再発することがある。

■陰茎がん
陰茎部にできる皮膚がん。小隆起(しこり)病変から潰瘍性病変があり、
二次的に感染を起こすことがある。
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尿の色の異常
●血尿
■尿路結石 (腎結石、尿管結石、膀胱結石、膀胱結石)
尿路結石は尿の中に溶け込んだ結石の成分が結晶化してできた石状のかたまりである。
血尿を伴う。同じ結石でもその場所により、疾患名が変わる。

■膀胱がん
無痛性の血尿を症状とすることが多く、凝血塊(血のかたまり)がでたり、頻尿、排尿時痛を伴う
こともある。
尿細胞診、膀胱鏡検査、画像検査が必要である。
再発を繰り返すことがあり、定期検査が必要。


●濁った尿(混濁尿)
■淡い血尿:血尿に見えなくても、血尿であることがある。
尿検査にて判別できる。

■尿路感染症
尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎
などの細菌性感染症。
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精液に血が混じる
■血精液症
前立腺、精嚢の炎症によると言われており、原因不明の場合もある。
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